三重錦

西陣織に代表される伝統の錦織。3重の経糸が織りなす三重錦織は、
柄を美しく際立たせるので迫力が出ます。
一本一本を柄に合わせて織り込んでいく緻密な技巧は美しい光沢に満ちています。

image

「天平の甍(いらか)」

井上靖の小説『天平の甍(いらか)』より、命がけで海を渡った遣唐使たちの活躍と苦労をイメージさせる躍動的なデザイン。左右で異なる図柄は三重の経糸を使った高度な手法。結んでも元に戻りやすい特徴もあります。

image

「雪輪に笛」

おしゃれ心をくすぐる愛らしい笛の柄。雪輪を描いたシックな地模様に映える軽妙な色と図案が楽しさを誘います。三重錦織りを用いて柄がきれいに見えるよう考慮されています。